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「近江牛」の記事一覧

近江牛(おうみうし、Omi beef)とは、滋賀県で飼育される黒毛和種の牛肉です。日本三大和牛の一つに数えられることもあり、400年以上の歴史を持つ日本最古のブランド牛とも言われています。

主な特徴:

滋賀県産黒毛和種: 滋賀県内で最も長く飼育された黒毛和種であることが条件です。

血統: 特定の血統に限定されていませんが、品質の良い血統を持つものが重視されます。

品質基準:

肉質等級: 4以上であること

歩留等級: AまたはBであること

滋賀県食肉センターまたは東京都食肉市場のいずれかに出荷されること

とろけるような舌触りと芳醇な香り: きめ細かい霜降りが特徴で、口の中でとろけるような舌触りと、芳醇な香りが楽しめます。

歴史と伝統: 江戸時代には彦根藩が牛肉を薬用として将軍家に献上していたという歴史があり、品質の高さが古くから認められていました。

近江牛と呼ばれるまでの流れ:

滋賀県内の肥育農家が、黒毛和種の子牛を導入し、琵琶湖の豊かな自然環境の中で育てます。

肥育期間を経て、滋賀県食肉センターまたは東京都食肉市場に出荷されます。

厳しい審査を受け、滋賀県畜産振興協会が定めた品質基準を満たしたものが「近江牛」として認定されます。

その他:

近江牛は、ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶなどで食されることが多く、贈答品としても人気があります。

琵琶湖の豊かな水や、温暖な気候、良質な飼料が、近江牛の美味しさを育んでいると言われています。

「近江八景」など、美しい自然景観をモチーフにしたブランド戦略も展開されています。