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「神戸牛」の記事一覧

神戸牛(こうべぎゅう、Kobe beef)とは、兵庫県で生産される但馬牛(たじまうし)の中でも、特に厳しい品質基準を満たした牛肉のことです。

主な特徴:

但馬牛であること: 神戸牛として認められるのは、兵庫県内で生まれ育った純血の但馬牛のみです。

厳しい品質基準:

脂肪交雑(霜降り)の度合い: BMS(Beef Marbling Standard)と呼ばれる霜降りの度合いを示す指標で、No.6以上である必要があります。

歩留等級: AまたはBである必要があります。

肉質等級: 4または5である必要があります。

枝肉重量: 去勢牛で470kg以下、雌牛で430kg以下である必要があります。

その他: キメや締まり、色沢など、細部にわたって厳しい基準が設けられています。

優れた風味と食感: きめ細かい霜降りが特徴で、とろけるような舌触りと、上品な甘み、豊かな風味が楽しめます。

希少性: 厳しい基準をクリアできる牛は限られているため、生産量が少なく、希少価値が高いとされています。

神戸牛と呼ばれるまでの流れ:

兵庫県内で生まれた但馬牛の子牛を、専門の農家が丁寧に育てます。

一定期間飼育された後、食肉市場に出荷されます。

市場で格付けが行われ、厳しい品質基準を満たしたものが「神戸牛」として認定されます。

その他:

神戸牛は、ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶなどで食されることが多く、国内外で高い評価を得ています。